㊗最高のシーズン開幕❗

 柊伍選手の今シーズン国内大会初戦となる「2022サンガリア白馬乗鞍埼玉県モーグル選手権大会」が、2月11日から13日まで、長野県小谷村(「おたりむら」と読みます)の白馬乗鞍温泉スキー場で開催されました。モーグルって?のページでも紹介していますが、「埼玉県大会」とはいっても埼玉県民の大会ではありません。主催が埼玉県連で全国大会です。というよりモーグルに地区大会はありません。何はともあれ、困難な状況の中開催に御尽力下さった、埼玉県スキー連盟、長野県、スキー場関係者他多くの皆様に感謝申し上げます。<(_ _)>
 ところでこのスキー場自体柊伍選手は初めての場所です。ただ自然相手のスポーツですから、同じコースでもコブやエア台の状況は積雪状況や天候、気温により、シーズンによってはもちろん、日によって、時間によっても変わるので、慣れている選手でも公式トレーニング(通称「公トレ」)で感じをつかむ必要があります。一見モーグルコースにしては斜面が緩いかな?といった印象でしたが、金曜日の公トレでは難儀😣する選手が多く、特に第2エアが難しいという声が聞かれました。柊伍選手もエアがしっくりこない感じのようでしたが、3つのコースそれぞれでコブやエア台の感触を体感し、滑るコースと普段とは違うジャンプ構成などを考えていたようです。
 翌12日に第1戦が行われました。予選46名エントリーの中31番目にスタート。上位12名が決勝進出となります。今回のエアは、昨シーズン多用していたフルツイスト(※1)やバックフリップ(※2)を使わずに、2つともコーク7(※3)にしました。ルール上2回のエアは同じ技を使えないのですが、第1エアでは板を掴む“ミュートグラブ”を入れているのでこれはOKです(ぜひ動画でよく見てみてください)。まずまず安定したターンとスピードで予選を3位通過しました。公トレを経ての修正力が活きた感じです。
 そして決勝、12名の通過者の下位からスタートですので、10番スタートです。どの選手も当然決勝では多少のリスクを覚悟で一段ギアを上げています。柊伍選手も予選以上に良い滑りを展開し、タイムは3位、ターン点・エア点は1位、総合点77.17点で見事優勝🏆しました❗ 77.17点は本人の過去最高点で、ターンの減点も最小限に抑え、ジャッジの一人は減点なしという素晴らしい結果でした。昨年デュアルモーグルでの優勝はありましたが、モーグルでは初優勝㊗です。シーズン国内最初のレースを最高の成績での幕開けとなりました。なんと昨年のスウェーデン遠征で行動を共にした3人が1~3位となりました。この遠征の経験や、今回帯同はできなかったのですが原コーチの地道な御指導のおかげだと思います。しかし本番はまだまだこれからですので、気持ちを切り替えまた練習やレースに臨んでほしいと思います。この状況ですので表彰式はなし、賞状も郵送ということで、それっぽい写真が撮れませんでしたので御容赦ください。翌日の第2戦については、後日また御報告します。多数の応援や祝福ありがとうございました。
(※1)レイアウト(伸身)姿勢で後方1回宙返りをしながら横に1回捻る技。
(※2)後方1回宙返り。
(※3)コークスクリュー720(通称「コークセブン」)。身体を斜めに傾けた状態で横に2回転(720°)する技。ビンのコルクを抜く動きに似ていることから、コークスクリューと呼ばれている。

 柊伍選手の前日練習、予選・決勝はこちらから

 男子決勝全員の滑りはこちらから(柊伍選手は最後の7:02頃からです)

 リザルト(結果)はこちらから (リザルトの見方はまた後日御紹介したいと思います)

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