「High-level」着々と。

 2/24~25に、北海道札幌市:ばんけいスキー場で「第43回北海道スキー選手権大会DM/MO競技」が開催されました。シーズン残りのレースはすべてこの会場となります。柊伍選手は3年前にこの大会のDMで優勝、A級レースでの初優勝を果たしましたが、今回は諸般の事情により24日のDMへの出場を見合わせ、25日のMOへの不参加も検討したようですが、結果的にはMOのみに出場しました。
 今回のMOですが、予選の上位12名がSemi-Final(準決勝)に進出し、さらに上位6名がFinal(決勝)で戦うレギュレーションです。最大3レースとなりますので、DM同様に集中力と体力の維持、配分や駆け引きが求められます。余談ですが、World Cupがちょうど1カ月程度空いている時期ということもあって、総合優勝争いをしている帰国中の堀島行真選手が前走として参加し、圧巻のパフォーマンスを見せて会場をどよめかせましたΣ(・□・;)

【予選】
 全5コースのうち、あまり滑っている選手がいない?ブルーアウトコース(向かって一番左)で滑走しました。いつものスピードはあまり感じられませんでしたが、目立つミスもなく逆に余裕の滑りに見えました。実際スピードはトップと1秒以上の差がありましたが。エアは2つともジャッジ二人がすべて8点台(10点満点)の採点でトップ。もしやエア点はパーソナルベストかも。ターン点が今一つでしたが6位でのSemi-Final進出となりました。

【Semi-Final(準決勝)】
 前日のDMで使われていないど真ん中のコースを選択しました。そのせいもあってか約1秒タイムを上げ、ターンのベース点も、ジャッジ3人すべて予選より高評価。エアは予選より点数が下がりましたが、終始安定した滑りで、5位でのFinal進出を果たしました。昨年準優勝した全日本選手権ではスーパーファイナルが実施されませんでしたので、このようなシステムでのFinal進出は確か柊伍選手にとって初めてだと思います。フィジカル的にしんどくなってきますが、これは想定内というか予定通り。この辺で負けるわけにはいかないのです。

【Final(決勝)】
 Semi-Finalに続き、センターコースでのチャレンジです。第1エア後に一度左足を取られかけましたが、その後はスピードに乗って結果一番タイム。柊伍選手らしいスピード感あふれるレースでした。終盤はコーチからの指示通りにいかない部分もあったようですが、ターンもベース点を確か柊伍選手としては過去最高?の点を付けて下さったジャッジもいらっしゃいました。ただし、エアも含めて採点がばらつく結果となり、総合76.60点で5位入賞の結果でした。それでも昨年準優勝の全日本選手権決勝の77.87点に肉薄するスコアでした。
 近くにいらしたあるコーチが「最近の決勝はレベルが高くなった」と話されていましたが、技術やスピード、質が上がっているということなのでしょう。今回の決勝では大きなミスのあった6位の選手以外は70点台後半、トップは80点越えというhigh-levelのレースでした。もはやミスをしないというだけではなかなか上位進出は難しい状況です。幸い柊伍選手は調子が戻りつつあり、ターンのベース点が着実に伸びてきている印象があります。ターンの減点もほとんど1点未満(0点台前半)に抑え、昨シーズン感じた「安定感」😙を継続しているように思います。
 さて、今週末は3週連続のレースとなり、「アジアカップ第2戦」と、歴史ある「宮様スキー大会」が行われます。着々と進化を続ける柊伍選手に応援をよろしく願いします。

 今大会の関係者の皆様、大変お世話になりました。詳細な結果はこちらから。
 レースの様子は近日YouTubeにUPする予定です。(諸事情で作業が遅れています)

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA