シーズン最終戦

 早くも今シーズンの最後の大会を終えました。「第44回全日本スキー選手権」。シーズン最終にして最大かつ最重要な大会です。昨年のこの大会でモーグル種目での準優勝を収め、Japan入りを内定させた大会でもあります。今回はワールドカップ出場組も参戦しており、まさに国内トップ選手によるハイレベルの戦いが待ち構えています。

【デュアルモーグル】
<Round of 32>
 最初の戦いですが、緊張していたわけではないのでしょうが時折ターンが乱れる滑りとなり、ターンのジャッジは分かれて五分、エアとタイムで勝ち越し、19:16で何とか勝利しました。とはいえやや不安の残るスタートとなりました。
<Round of 16>
 相手は北京五輪出場選手、昨年のDMでも対戦して、うまくしてやられた相手です。しかし現地札幌での遠征で大変お世話になっている仲の良い先輩です。この対戦でもいいスタートは切ったものの、ミドルでのターンでの乱れが続きました。相手選手も乱れがありましたが、ターン点では4名とも2:3で相手選手優位の判定、エアは逆に2名とも3:2で柊伍選手優位の判定、スピードで4:1の優勢であったため、18:17での辛勝。ドキドキの戦いが続きます。
<Round of 8>
 過去の対戦では柊伍選手の方に分があったのですが、かなりの工夫と決意で臨んでこられたように思います。柊伍選手も前2戦での不安定な戦いに比べ、非常に安定した滑りができましたが、相手選手の滑りが完璧すぎました。すべてにおいて相手優位の判定、13:22の完敗でした。相手は同郷で仲良しの岳ちゃんだったので見ている方はなんとも複雑でしたが、結果的に岳ちゃんは優勝を収めることとなりました。岳ちゃんおめでとう!

【モーグル】
 翌日も好天の中モーグル種目が開催されました。予選の上位16名が決勝へ、そしてさらに決勝での上位6名がスーパーファイナル進出となる戦いとなります。
<予選>
 第2エア直前にややバランスを崩しかけましたが、終始落ち着いた安定感のある滑りでした。タイムは予選通過者の中では最速という柊伍選手らしさを発揮し、7位での通過でした。
<決勝>
 好天により、思いのほか雪が緩んできていたようです。予選でも強豪選手のミスが目立っていました。コース状況を考慮してやや慎重さがあったのか、コーチも今一つのスピード感を感じたようです。点数は70点台に乗せることができましたが、残念ながら7位。スーパーファイナル進出を逃し、今シーズンのレース終了となりました。
 長期間ばんけいスキー場での練習、大会が続きましたが、スキー場並びに大会関係者の皆様には大変お世話になりました。

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