「World University Games」詳報1
超速報でお伝えした、学生のオリンピック「World University Games Winter - Torino 2025」の詳報です。思いがけずと言っては本人に失礼ながら、歓喜の🥈銀メダル獲得。決勝は日本時間深夜でしたが、心地よい寝不足🥱は久しぶりでした。
14日に開催されたモーグル種目についてですが、開始数時間前にスタートリストを確認したところ、まさかの1番スタート❗ 実は柊伍選手、結構な確率で今まで1番スタートを経験しています。公式トレーニングの後に整備されたきれいなコースで滑れるメリットはありつつも、トップバッターはジャッジにとっては採点の基準を図る試金石となるでしょうし、何よりメンタル的な緊張などもあるのではないかと思います。
今回男子は10か国(🇨🇦🇨🇿🇫🇮🇫🇷🇩🇪🇯🇵🇰🇿🇰🇷🇸🇪🇺🇸)から24名の選手のエントリーでした。多くの競技で最近は十代アスリートの活躍が目覚ましいものがありますが、スキー・モーグルでも同様。若くて勢いと実力のある強者たちによる戦いです。今回は予選成績の上位16名がFinal1(準決勝のようなもの)へ進出、Final1での上位6名がFinal2(決勝)に進出というレギュレーションになっています。生の映像を見ることができなかったので(サイトを調べても見つからなかった😔)、以下ネット上のリアルタイム速報を見ながら感じたデータ上での説明です。
<Qualifications(予選)>
1番スタートとはいえ、74.52点というスコアを見る限り、いい滑りができていたと思われます。案の定ターン点は3人のジャッジに開きがありました。スピードも23秒台とやや控えめで上位進出者数やFinalステージを考慮してある程度余裕を持った滑りができたのだと思います。最終的に3位でFinal1進出を決めました。
<Final1>
ターン点は予選より下がったものの、エアーは予選の12点台から15点台へ、スピードも唯一の21秒台を出し、スコア76.21点の2位でFinal2進出を決めました。予選と比べると次へ進む関門はグッと狭くなりため、ギアを上げての滑りだったのでしょう。
<Final2>
いよいよ日本時間深夜に行われた6人によるFinal2です。Final1で2位でしたので、逆順で5番スタートになります。お守りを飾って🙏祈りながら滑りを空想し、なかなか変わらないPC画面を見つめること数十秒。リアルタイム速報ではまずタイムが表示され、その後エアーとターンの点数を含めたスコア・順位が表示されるのですが、タイムは😮驚異の20秒台、ここまで21秒台すらいません。「暴走?」「やっちまったか~」と不安がよぎりましたが、その後表示されたスコアは予選、Final1をともに超える78.17点、この時点で1位、🥈銀メダル以上確定です。最終滑走は予選、Final1ともトップ通過のフィンランド選手。「ミスを祈るのもどうなんだ?」と複雑な心境で自問自答していましたが、タイムは22秒台だったもの合計スコアは80点越え、やはり優勝にふさわしい強い選手のようでした。結果柊伍選手は準優勝で🥈銀メダル獲得となりました。海外レースでの表彰台は初で、それもこのような大舞台でというのは感慨ひとしお😂です。昨シーズン初めてWorld Cup欧州7戦に出場したものの、いいところを出せないままでしたので、本人も思うところがあったと思います。管理人は前日に勝負の神様として名高い東京の⛩️亀戸香取神社に出向き、日頃の感謝をお伝えするとともに、今シーズンの活動を見守っていただけるようお参りしたばかりでしたが、もしかすると普段の努力に対し少し背中を押していただけたのかもしれません。2025年シーズンは大変良いスタートを切ることができ、今回のメダル獲得は16日の地元紙にも掲載していただきました。翌日のデュアルモーグルの詳報はまた近日中にご報告いたします。
YouTubeで決勝レースの映像を見つけました。
柊伍選手(Bib №6)は0分39秒あたり(2人目)です。1分56秒あたりからは、日の丸をまとった表彰式での勇姿も見られます。
https://www.youtube.com/watch?v=Soz5sh0mRvU