なんと強敵!!・難敵!?・宿敵??

 「第43回全日本スキー選手権大会フリースタイル競技」が、3月18日~19日に富山県南砺(なんと)市「たいらスキー場」で開催されました。南砺市は、石川県と岐阜県に接する富山県南西部に位置し、散居村で有名な砺波平野の南部と、世界遺産の相倉・菅沼合掌造り集落⛺を有する五箇山からなる豪雪⛄地帯です(Wikipediaより)。最近はこのスキー場で2~3年に一度全日本選手権が開催されています。今回も一部のトップ選手を除くワールドカップ参戦組も出場し、文字通りシーズン最高位にして最重要となる大会です。今回この大会で2位以内の成績を収めれば、2023/2024シーズンの全日本スキー連盟強化指定選手に選考されることが濃厚となっているため、どの選手も本気と書いてマジ💪に狙っています。
 この日は昨年の大会で柊伍選手が3位入賞(詳しくはこちら)を果たしている、トーナメント方式のデュアルモーグル種目です。当日は朝からあいにくの☔。ここ数年雨の中でのモーグル大会は記憶にありません。また、この時期ですのであり得ることではありますが、その他花粉?黄砂?PM2.5?で雪面はきれいな状態とは言えません。緩んだ雪への対策も重要となります。トップレベルの34選手の出場ですが、この日の朝のコーチの第一声は「すごい組み合わせになっちゃいました…😅」。ん、どゆこと🙄?

< Round of 32>
 柊伍選手の初戦となる相手は、昨年の全日本で勝利している高校生ですが、一週間前の全日本ジュニア選手権(ジュニアオリンピック)で優勝し、現在ノリにノっている強敵🙁です。スタートする頃には雨がみぞれに変わり、ガスで視界もイマイチでした。スタート後中盤までほぼ横一線で滑走してきましたが、その後相手選手が転倒。34:1で勝利👍。ひとまずは第一関門クリアです。

<Round of 16>
 対戦相手は、かつてワールドカップや世界選手権の出場経歴があり、一度引退したものの、今シーズン各種大会で優勝を重ね出場権を獲得した実力者、まさしく難敵😞です。経験豊富なので、このようなマッチアップでは試合巧者と言えるでしょう。濃霧による中断の後レース再開されました。スタートから柊伍選手が飛び出し、リードしたまま後半へ。第2エア手前でバランスを崩しかけましたが持ち直してゴール。先にゴールしたものの、やや不安な面持ちで結果を待ちます。採点は、ターンは五分、エアとスピードで勝り、21:14で勝利👍することができました。第二関門クリアです。

<Quarter Finals(準々決勝)>
 3戦目でそろそろ疲れが見える頃ですが、トーナメントの別の山では波乱が続き、ここを勝ち抜けば上位🏅が見えてきます。相手は1年前のこの大会の3位決定戦で勝利した選手ですが、昨年の北京オリンピック出場者。相手選手のプライドからすれば、柊伍選手は2年連続では負けられない宿敵😬かもしれません(宿敵とは言っても仲は良いようですが(笑))。スタートから第2エアまでほぼ横一線、しかし相手選手は低く遠いエアで逆転し選考、そのまま先にゴールしました。結果は、エア点は柊伍選手が取りましたが、ターン点とスピードでポイントを取られ、16:19で惜敗。第三関門クリアならず。コーチ曰く「相手にうまくやられた…」。残念、これも勉強ですね。結局ここで敗退し、最終順位は6位。入賞ではありますが、現在の柊伍選手には不満足な順位です。チャンスがあっただけに悔しい結果ですが、翌日のモーグル種目で雪辱🎆を果たしてもらいましょう!

柊伍選手のレースの模様はこちらから。
リザルト(結果)はこちらから。

この悔しさは明日は明日晴らす!

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA